こちらは連載記事「ミニマリズムとは?」の第7回となっております。
という方に向けた記事内容です。
- いつも時間が足りない、追われている感じがする
- ついついSNSを観てしまうのが習慣化していて時間を無駄にしてしまっている
といった感覚をお持ちの方が今回の記事を読んでいただくと、その解決策を見つけられる内容となっております。
この記事で紹介する、SNS・動画の視聴時間を最適化して時間にゆとりを生み出すための方法は次の4つです。
4つとも根性論や精神論ではなく「仕組み化」で習慣を改善するための具体的な対策となっています。
いずれも「Minimalist Takeru」「中田敦彦のYouTube大学」といった、メジャーなYouTubeチャンネルで紹介されていた方法です。
特に「SNSは3ページ目にグループ化して配置」は「時間術大全」という書籍の内容が取り込まれていてイチオシです。
これらは全て自転車系ミニマリストである僕、かっきさんが実践してみて効果があったものばかりです。
おかげで僕は、できた時間のゆとりで副業がはかどったり、自分自身を深く内省できるようになって、心の平穏が保たれるようになりました。
みなさんも、なんとなくSNSや動画を観てしまう習慣を最適化して、できた時間のゆとりで自分が本当にやりたかったことに没頭したり、ゆとりの自由感を存分に味わって優雅な暮らしを満喫してみませんか?
ざっくり読みたい方はこの記事のまとめからどうぞ。
記事の全体像
- 結論:ミニマリズムは「一点突破の引き算思想」
- 定義:ミニマリズムは「最小限主義」
- 起源・変遷:ミニマリズムは「アート」から始まった
- 特徴①:ミニマリズムは「色調」にもこだわる
- 特徴②:「シンプル」との違いから見るミニマリズムの本質
- ミニマリズムのキーワード5選
- ミニマリズムのメリット①「ゆとりができる」
- 空間のゆとり
- 時間のゆとり
- モノの側面
- 人間関係の側面
- 習慣の側面
- だらだらとテレビを観る
- なんとなくSNS・エンタメ動画 ←今回はココ
- ついついゲームをしてしまう
- とりあえず晩酌
- 睡眠時間
- お金のゆとり
- 心のゆとり
- ミニマリズムのメリット②「身軽になる」
- ミニマリズムのメリット③「集中力が高まる」
- ミニマリズムのメリット④「夢が叶いやすくなる」
- ミニマリズムのメリット⑤「スタイリッシュになる」
- ミニマリズムのデメリット3選
- 再考:ミニマリズムは「一点突破の引き算思想」
- まとめ:ミニマリズムとは?
SNS・動画視聴の習慣を見直して時間にゆとり
今回の記事で取り上げるのは「なんとなくSNSやエンタメ動画を観続けてしまう習慣」です。
前回の記事で取り上げたテレビとは違い、SNSやエンタメ動画は主体的に観るものではありますが、それでも思いのほか時間を浪費するものです。
みなさんも心当たりはありませんか?
ちょっとしたスキマ時間にとりあえず気分転換でTwitterやInstagramを見始めたら、次々といろんな投稿が気になり始めて、いつの間にやらスキマ時間全部使い切ってしまった、なんてこと(゜o゜)
こういったことはYouTubeだと、もっと顕著かもしれませんね。
YouTubeの「おススメの動画」や「関連動画」の機能は本当に優秀だと思います。
非常に精度高く、僕が興味のある動画を推薦してくれます。
おかげで僕はMinimalist Takeruさんや両学長の動画に巡り合い、人生を好転させることができました。
この点についてはとても感謝しています。
がしかし「〇〇とハサミは使いよう」という諺?にもあるように、「おススメの動画」「関連動画」は使い方によっては時間を浪費する原因になってしまいます。
特にエンタメ系の動画はその傾向が顕著であるように感じます。
ちょっとだけリラックスしようと思って「おススメの動画」から興味の湧いた動画を観始めたとします。
たいていの動画の1本あたりの長さはそれほどでもないので、ここで止まれば時間の浪費というほどのことでもないのでしょうが…
1本あたりの再生時間が短いがゆえに「関連動画」で表示されている動画も気になってどんどん観てしまったり(@_@)
そして、そんな風に次々と動画を観続けてしまうのを推進する機能が「関連動画」の「自動再生」や「ミックスリスト」ですよね(≧▽≦)
「自動再生」と「ミックスリスト」は本当に、使い方を間違うと自分が思っている以上に時間を浪費してしまいます。
ちょっとだけエンタメ系の動画を観たい時には「自動再生」と「ミックスリスト」は使わないことを僕は強くお勧めします。
誤解のないように言っておくと「自動再生」と「ミックスリスト」は本当にとても優れた機能だと思います。
教育系の動画で勉強する時や、確保できたゆとり時間を充実させるための空間の彩りとしてBGMなどを流したりする時には非常に有効に機能します。
気をつけたいのは「ちょっとだけ」の時ですね。
しかもこういう気分の時はたいていの場合少し疲れているので、行動が受動的になりやすいような気がします。
それでついついずっと観続けてしまうんですね…
ホント、YouTube動画って面白いですよね。
自分が興味を引くような動画が次々と再生されて。
よくできてるなーって思います。
僕の場合はゲームの考察動画なんか観始めてしまうともう…
寝落ちするまで観続けてしまいます(*'▽')
さて、かなりYouTubeに偏って書いてきたのですが、このような「ずっと観続けてしまう」ための機能は他のSNSも同様に充実してますよね。
ですので「なんとなく見せられる」のではなく「自分の意志で必要なものだけ観る」のが大事なのではないかと思います。
そう、本来SNSは情報発信や情報収集をする上でとても便利で有効なツールなんですよね。
ですからSNSの使い方もミニマリズムの思考で有効な部分のみに絞り込むのが肝心だと思います。
「なんとなくSNS・エンタメ動画」をやめる方法4選
ではここからは、どうやってこの巧みに仕掛けられたSNSの罠?をかいくぐってSNS有益な部分だけ使いこなすようにすればよいのか?ということについて考察していこうとと思います。
僕が実践している、SNSに時間を奪われないようにするための対策は次の4つです。
このうち3つはMinimalist Takeruさんが、最後の4つ目は「中田敦彦のYouTube大学」で紹介していた方法です。
僕は知ってすぐに取り入れました。
ではそれぞれ見ていきましょう。
フォローを絞り込む
まずはSNSのフォロー/チャンネル登録数を絞り込んでおくのが良いと思います。
絞り込んでおかないと新着が多過ぎて流して見るだけでも多くの時間を要してしまいます。
フォローを今の自分に必要な関心事に絞り込んでおけば効率よく情報収集することができます。
ちなみに僕の今現在のTwitterフォロー数は9人です。
ミニマリストを中心に、勉強させていただいている方のみに厳選しています。
- SNSフォローを絞り込むと新着チェックでの時間浪費を防ぐ効果がある。
- フォローを自分の関心事に絞り込んでおくと効率よく情報収集できる。
スマホの通知をOFFにする
えっ!?
っと思う方もいるかもしれません。
なにしろ一般的には「スマホは通知してナンボ」といっても過言ではない機能ですから。
そこをあえて「OFF」にします。
スマホの通知をOFFにすることによってまず副次的な効果として作業の中断を防げるので、集中が持続するようになって時間効率が上がって時間のゆとりにつながります。
そして、通知が来ないのでSNSを観るタイミングはおのずと自分で主体的に決めて観ることになります。
ここ、めちゃくちゃ重要です!
スマホの通知をOFFにするという「仕組み」が、SNSを観るタイミングを主体的に決めるという「意志・行動」を促しているのです。
大事なところだからもう1回(笑)
「仕組み」が「主体的行動」へ導いてくれるのです。
…言い方変わっとるがな(汗)
残念ながら人の意志というものはとても脆いものです。
少なくとも僕はそう思います。
それでもなお何かを為したいと思うのであれば、脆い意志を支えるように仕組みを作ってあげるのが良策ではないかと思うのです。
通知をOFFにするという「仕組み」によって引き出された主体性のおかげで、おそらくは「新着だけチェック」とか「5分観たら終わり」とか、的確に終えようとする意思決定も同時に促されているような気がします。
それくらい「やらされる」のと「自らやる」のは全く違うものだと僕は思います。
スマホの通知をOFFにしておくと得られる別の効果として「バッジが出ないので目移りせずに済む」というのもあります。
今やスマホの役割はコミュニケーション手段と情報収集に留まらず、スケジュール管理や家計管理、ヘルスケア、写真・動画撮影に買い物・キャッシュレス決済と、非常に多岐にわたります。
ふと何かの用事でスマホを使った時にSNSアプリのアイコンに新着件数のバッジが付いていたら、その時SNSを観ようと思ってなかったとしても気になっちゃいますよね?
それでSNSを開いてしまうのは、やっぱり受動的に見せられている状態だと思います。
みなさんはどうですか?
僕はバッジが出てた頃は、やろうとしてた用事そっちのけで新着を確認してました(笑)
今は用事が済んだらそれでスマホは使い終わってます。
これも仕組みが主体性を誘ってくれている一例ですね。
さて、先ほど「SNSを主体的に観れば所要時間も自らの意志で抑えられる」というようなことを書きました。
そうであるなら何の問題もありません。
そうなのですが、やっぱりSNSは面白いのです(笑)
ですので僕としては学びになりそうなもの以外は極力開かないように心がけています。
そうでないとダラダラと流されていくのが目に見えているので(汗)
スマホ画面をモノクロにする
必要以上にスマホをいじり続けてしまうのを防ぐ効果を期待する方法として「スマホ画面をモノクロにする」というのも有効ではないかと思います。
どういうことかというと、通常のスマホの画面にはカラフルで色とりどりなアイコンが並んでますよね。
これはそれぞれのアプリの開発者がそのアプリをたくさん使ってもらおうと思って、少しでも目立つようにとアイコンをそういうデザインにしているわけです。
そう、「ついついタップしてしまう」のを狙っているのです。
画面がカラフルだと視覚情報が多いので、人は無意識のうちに情報処理をしようとして見えているものを目で追ってしまう性質があるそうです。
そうして入ってきた「本来は不要な情報」が気になり始めてしまい、ついついSNSを観始めてしまったり…
そういった「ついつい」を防ぐ方法として「画面をモノクロにする」のが有効なようです。
画面をモノクロにすると、視覚的な刺激が減って余計な方向に気が散らなくなり、目的以外の用途でスマホを使ってしまうのを抑える効果が期待できます。
実際に僕がスマホ画面をモノクロにして使ってみての感想は…
正直、実感としてはよくわかりません(汗)
ですが多分、無意識下で何かが起きているんだと思います。
そういえば、スマホをいじっていてもあまり楽しくはないような気がします。
アドレナリンが分泌されてないのかもしれませんね(笑)
なんだかんだで「なんとなくSNS」の抑制にはなっているんでしょう。
僕は、そう思い込むことにします(笑)
ただ、YouTube動画を観る時はカラーの方が楽しいので、結構設定を元に戻してるんですよね(*'▽')
それで効果を感じにくいのかも(@_@)
そして動画を観終わったらまたモノクロ画面に戻し…
煩わしいですか?
煩わしいですよね(汗)
ですので?興味を持った方は軽い気持ちでちょっと試す感じでやってみていただければなと思います。
- スマホ画面をモノクロにすることでついついタップしてしまうのを防ぐ
- 気が散らなくなる効果
- 楽しくなくなって使わなくなる
スマホ画面をモノクロにする設定方法(iOSの場合)
あ、肝心な設定方法をまだ案内してませんでした(@_@)
まずはiPhoneの場合。
設定ですべての画面をモノクロにすることができます。
<設定>→<アクセシビリティ>→<ショートカット>
と進み、
「カラーフィルタ」
を選択して「レ」チェックをつけます。
これで準備が整いました。
あとはホームボタンがあるモデルの場合はホームボタンを3回押すと画面がモノクロに切り替わります。
ホームボタンがないモデルの場合は電源ボタンを3回押しです。
元の画面に戻したい時もそれぞれ同じ操作です。
スマホ画面をモノクロにする設定方法(Androidの場合)
次にAndroidの場合。
同じく「設定」で画面をモノクロにできるようです。
設定方法を解説した記事がありましたのでリンクを貼っておきます。
【Android】モノクロ表示の設定変更する方法やトラブルの解決法 | APPTOPI - パート 2
SNSはホーム画面3ページ目にグループ化して配置
SNSを日常から遠ざける方法として最後に紹介するのが、この「SNSはホーム画面3ページ目にグループ化して配置」です。
このあと更に具体的にどんな風にするのか紹介していきますが、その前にみなさん、どういう狙いがあってそんなことをすると思いますか?
それは、スマホでSNSを開くまでの手順を増やして煩わしくするためです。
そのことにより、何の気なしにパッとSNSを開いてしまって意図なくスマホ画面を眺めてしまうのを防ぐのが狙いです。
SNSを開くまでの手順を増やして煩わしくするために「SNSをホーム画面3ページ目にグループ化して配置」以外にもいくつか工夫していることがあるのでそれらをひとつづつ説明していきます。
僕がスマホでSNSを開くまでの手順を増やして煩わしくするために行っている工夫は次の4つです。
それぞれ見ていきましょう。
ドックにSNSを配置しない
ドックにはメールやSNSアプリを配置しないようにしましょう。
理由は先にも述べた通り、SNSを使いにくくするためです。
ドックはどのページでも表示されていて、圧倒的に使いやすい場所です。
ここにSNSを置いて、しかも新着のバッジが付いていたりしたら、スマホで何かをしようと思って使い始めた時にSNSを開かないというのは相当に困難ではないですか?
そうやって本来やろうとしていたことから気が逸れて、時間がチリツモで浪費されてゆくのです。
ではドックにはどういうアプリを配置するのが良いのでしょう?
僕は「本当に使用頻度が高いもの」に厳選するのがいいと思います。
「自分がスマホで心の底からやりたいこと」を自分自身に問い直し、常識に捉われることなく、自分らしく決めるのが良いでしょう。
話をもう少し具体的にしていきます。
みなさんは今、スマホのドックにはどんなアプリを配置していますか?
一般的にはだいたいこんな感じではないかと思います。
- 電話
- メール
- ブラウザ
- LINEほかよく使うSNS
どうですか?
ほぼその通りですか?
初期設定がだいたいこんな感じだということと、スマホを主にコミュニケーションツールとして活用している人が多いということから、ほとんどの人がこんな感じになっていると思います。
では僕の場合はどうかというと、こんな感じです。
さて、いきなり混乱を招くようなアプリが含まれてますね(汗)
YouTubeについては、このあとしっかり解説しますので、まずはその他の3つについて先に説明します。
Spotifyは、部屋にBGMを流すため。
照明を「THE SOUND」に替えてから頻繁に使うようになったので、ドックに入れました。
Safari(ブラウザ)は、すぐに調べものができるように。
設定は、迷子になりやすいのでここに(笑)
あと、テザリングのON/OFF切り替えをちょくちょくするのでドックに配置してます。
いずれのアプリも「ここにないと不便極まりない」というほど、僕のライフスタイルに密着したものばかりです。
YouTubeはSNSではないのか?
さっき「SNSはドックに配置しないように」って言ったばかりじゃないかっ!!!
って、思いましたよね?<m(__)m>
そこでもう一度、SNSをドックに配置しない狙い・目的と、ドックの配置に適したアプリがどういうものなのかを確認してみましょう。
でしたね。
僕にとってのスマホの最大用途は「学習」です。
そして学習方法として最も頻繁に使うアプリがYouTubeです。
スキマ時間に教育系チャンネルを視聴して学ばせてもらっています。
その「時間」が「浪費」であろうはずがありません。
僕はそう考えてYouTubeをドックに配置することにしました。
もちろんこれは僕、かっきさん独自の状況・考え方による判断であって、万人に通用するものではありません。
ですが狙いをしっかりと見定めた上で目的を達成する例外の事例として参考になれば嬉しいです。
逆にYouTubeをドックに配置しない方が良いのはこういう人です。
- 視聴目的が気分転換
- 視聴内容がエンタメ系中心
- 自動再生を「ON」にして視聴している
- 頻繁にコメントのやり取りをする
- 自分がYouTubeチャンネルを開設している
①②③のような使い方をしている人がYouTubeをドックに配置してしまうと、ちょっとしたスキマ時間ができた時に、何の気なしにアイコンをタップしてしまいやすくなります。
そうして本当にやりたいこととはかけ離れた動画を観始めてしまって、結果、どんどん時間が浪費されていくことになってしまうのです。
また④⑤のような使い方は、まさにSNSの特徴そのものです。
ですのでこういう方々は、ドックにYouTubeを配置しないようにしましょう。
【番外】電話アプリもドックに不要か?
僕がドックに配置している4つのアプリを見て「えっ?! 電話アプリまでないの?」と思った人もいるかもしれません。
これについての解説もこのあとしっかり書かせていただいてます。
ですがその内容は、この記事の本筋からは逸れているので、記事の最後に【付録】電話アプリががドックに不要な理由としてまとめて掲載しました。
気になる方はこちらからジャンプしていただければと思います。
ホーム画面1ページ目にはアプリを何も配置しない
さてドックの次はホーム画面の1ページ目です。
ここにはSNSアプリだけでなく、アプリを一切配置しないようにします。
スマホのホーム画面1ページ目は家で例えるならば玄関に相当します。
玄関は運気の通り道であり、風水的にもスッキリさせておいた方が吉な場所とされています。
それをスマホにも適用しているというのがアプリを何も配置しない理由のひとつです。
「え?そんなスピリチュアル的な理由なの?」
って思いましたかね?
大丈夫です、そういうスピリチュアル的なことには関心のない方も、理由はこれだけではないのでご安心を。
スマホのホーム画面1ページ目にアプリを何も配置しない、もう一つの理由にして本来の理由は「ページをめくらないとやりたいことができないようにするため」です。
つまり「何かしたければひと手間書けないとできない仕組み」をわざと作って、無意識的に「面倒くさいな」と自分に思わせて何の気なしに使い始めてしまう事態を防ごうとしているのです。
この狙いを実現するためには絶対に守らなければならない鉄の掟があります。
それは「スマホを使い終わったら1ページ目に戻してから画面OFF」です。
この掟を徹底遵守しなければ、1ページ目の工夫は何の意味もなさなくなります。
なるべく意志を使わずに仕組みで成果を得たいのですが、ここだけは鉄則で。
- わざと使う時の手間を増やす仕組みにするために、ホーム画面1ページ目にアプリを何も配置しない
- 「使い終わったら1ページ目に戻して画面OFF」が鉄則
- 風水的にも入り口には何もない方が吉
ホーム画面2ページ目にはルーティンで使うアプリのみ配置
次にホーム画面2ページ目です。
ここにはSNS以外の1日のルーティンで使うアプリのみ配置します。
記録系のアプリがここに配置されることになると思います。
僕の場合は次の5つを配置しています。
マネーフォワードMEはあさイチで純資産総額と新規入出金を確認するため。
ヘルスケアはあさイチで体重諸々を計って記録するため。
楽天PointClubは朝のポイ活で使うので。
楽天PointScreenは朝・昼・夜のポイ活のため。
熟睡アラームは就寝時に睡眠の深さなどを記録するため。
ちなみに、本当に頻繁に確認するアプリはウィジェットに入れておくのをおススメします。
僕の場合はこういったアプリがウィジェットに入っています。
- 天気
- Googleカレンダー(スケジュール管理)
- Google Keep(タスク管理・ミッション確認・メモ)
ウィジェットを使わない場合は こういった記録系や生活関連のアプリもホーム画面2ページ目に配置すると良いと思います。
このような配置にしておくことで、ルーティンでスマホを開いた時に素早く必要なアプリにアクセスできますし、他のアプリに気が散って思わず開いてしまうこともなくなります。
- ホーム画面2ページ目にはルーティンで使うアプリのみ配置する
- 記録系のアプリが中心になる
- 本当に頻繁に確認するアプリはウィジェットに入れるのがおススメ
- 他のアプリを思わず開いてしまうのを防ぐ効果がある
ホーム画面3ページ目にその他使っているアプリをグループ化して配置
そして最後にホーム画面の3ページ目です。
究極のところ、人によってはこのページは必要ありません。
iPhoneを使っている方の場合、ホーム画面を右にスクロールしていくと、いちばん右側のページに全てのアプリをiOSが自動でイイ感じにグループ化して配置してくれてますので、これで間に合ってしまう人は3ページ目は作らなくていいです。
「そうじゃないんだ、自分なりのまとめ方があるんだ!」という僕みたいな人(笑)は、3ページ目を作りましょう。
このページはほぼ自由に作ってもらって構わないのですが、一つだけ守っていただきたいことがあります。
それはSNSアプリはまとめてひとつのグループにするということです。
ここまでするとSNSを開くのがかなり面倒くさいはずです。
ちょっとSNSを開くまでの手順をリストアップしてみましょう。
SNSが開けるようになるまでに5ステップもあります( ;∀;)
どうですか?
これだと「意図していないのにSNSを見始めてしまった!」なんてことは、ほとんどなくなるような気がしませんか?
実際、僕はこの配置にしてからは意図的に決めたタイミングでしかSNSは見なくなりました。
【おまけ】表示させるアプリの数を整理しましょう
さて、これでスマホでついついSNSを開いてしまうのを防ぐ仕組みは全て揃いました。
が、ここまでやったならホーム画面3ページ目はさらにもう一歩スッキリさせましょう!
表示させるアプリの数を絞り込んででみませんか?
なぜ僕がこのような提案をするかというと、ミニマリズムを生活に取り入れていく際の第一歩として、スマホの中身を整理するところから始めるというのが向いていると思うからです。
さらにそう思う理由を深堀りしていくと次のようなものが挙げられます。
- 常に目に触れる場所だから
- 狭い空間だから大掛かりなことにならない
- ゴミが出ない
- 売りに出す手間がない
- 失敗してもまたすぐに元に戻せる
このような理由から、スマホに表示させるアプリの数を絞り込んだ方がいいと僕は思います。
では実際、どうやってスマホに表示させるアプリの数を絞り込んでいくのか、僕がやっている方法を具体的具体的に紹介します。
まずは今一度、ご自身のスマホの中にどんなアプリが入っているのか、見つめ直してみてください。
こんなアプリがたくさんあったりしませんか?
- 一度も使ったことがない
- 用途が重複している別のアプリがある
- 以前は使っていたが今はもう必要なくなった
これらのアプリは削除してしまっても問題ありません。
万が一、必要になった時はまたインストールすればよいのです。
更に、次のようなアプリも絞り込むことができます。
このようなアプリの場合はホーム画面からアイコンだけ非表示にするとよいです。
アプリを削除したわけではないので、いざという時は使うことができます。
これは僕のやり方ではありますが、Minimalist TakeruさんやTOKUNOさんといったミニマリストの方がやられている方法もほぼ同じです。
特に「部屋を片付けたいけど、どこから手を付けたらいいのかわからない」という方にとっては、スマホアプリの整理はきっとその突破口になると思います。
ですので是非試していただいて、望んでいるミニマルライフに向かって歩み始めていただけたらなと思います。
「なんとなくSNS」を仕組みで脱却して時間にゆとりを
こうして改めて考察してみると、習慣には良くも悪くも大きな力があるのだと実感します。
気づかない間に無為に時間を過ごし、何の変化もない日々を過ごすこともできれば、コツコツと経験や成果を積み上げて成長につなげることもできるのだと。
なんとなくSNSやエンタメ動画を観続けてしまう習慣をやめれば、その分の時間にゆとりができて、その時間を自分が心の底からやりたいことに使えるようになります。
それは例えばこういったことでしょうか?
- 副業する
- 勉強する
- 大切な人に手紙を書く
- 趣味の時間にする
- のんびりとティータイムを味わう
- 住空間を整える
- 自分自身と対話する
「SNSを観なくしたスキマ時間くらいではそんなに有効には使えないよっ」
って、思いましたか?
そんなことはありません。
副業などの本来まとまった時間があった方がいいことでも、あらかじめタスクを細かく分解しておけば、細切れのスキマ時間でも少しずつ進めることができます。
ゼロはどこまで積み上げてもゼロですが、1は重ねた分だけ積み上がるのです。
ですが一旦身についた、無意識にやってしまう楽しい習慣を意志の力だけで変えるのはとても難しいことです。
なので、この記事では習慣を変える対策として、仕組みでその習慣から切り離される方法を4つ紹介してきました。
この中で特に効果が大きいと僕が思うのは、最後に紹介した「SNSはホーム画面3ページ目にグループ化して配置」です。
スマホという便利な道具をあえて使いにくくすることで適切な使用頻度に下げることができます。
こうしてできた「ゆとり時間」をどう活用するのかは、みなさんの自由です。
先に挙げた7つの例のようなことをしてもいいですし、「なにもしない」ことの幸せを存分に味わうのだって、人生の豊かさに直結する、贅沢で有意義な「良い時間の浪費」だと思います。
まずは対策して効果を感じて、そしてとりあえず、生まれた時間のゆとりを存分に味わってみませんか?
そうすることで更なる道が見えてくるかもしれませんよ?
この記事のまとめ:ミニマリズムとは?⑦~メリット「SNS・動画視聴の習慣を見直して時間にゆとり」~
この記事のまとめです。
何故なんとなくSNSやエンタメ動画を習慣的に観続けてしまうのか?
- ひとつひとつは短いがゆえに次々と目移りする
- ずっと観続けてしまう様々な機能が実装されている
- 関連動画
- おススメの動画
- 自動再生
- ミックスリスト
- 受動的に観ていると流されてしまう
「なんとなくSNS・エンタメ動画」をやめるための方法4つ
- フォローを絞り込む
- 通知をOFFにする
- 作業の中断を防ぐ
- 観るタイミングを主体的に決める
- バッジが出ないから目移りしない
- スマホ画面をモノクロにする
- SNSは3ページ目にグループ化して配置
- 仕組みでSNSを開くまでの手順を増やして煩わしくするため
- ドックにSNSを配置しない
- ホーム画面1ページ目にはアプリを何も配置しない
- ホーム画面2ページ目にはルーティンで使うアプリのみ配置
- ホーム画面3ページ目にその他使っているアプリをグループ化して配置
以上、この記事のまとめでした。
次の記事:ミニマリズムとは?⑧~ミニマリズムのメリット「ついついゲーム」の習慣を見直して時間にゆとり~
次の記事では「ミニマリズムとは?⑧~ミニマリズムのメリット「ついついゲーム」の習慣を見直して時間にゆとり~」と題して、ついついゲームをしてしまう習慣について、僕の経験をベースにミニマリズムの観点から考察しています。
記事の内容を要約すると次の3つのことが書かれています。
- 時間が足りないのであればゲームをするのはやめよう
- ゲームを仕事にしたいのであれば、むしろのめり込もう
- 「ついついゲーム」の習慣をやめるには「全捨離」がイチバン
これらのことを具体的に書いた記事になっていますので、是非読んでいただいて自分自身の人生を冒険するためのヒントを見つけていただけたらなと思います。
あとがき
いかがだったでしょうか?
正直、YouTubeを含めたSNSはとても面白いですし、観ていて飽きないです。
有益な情報もたくさんあります。
だからこそ無為に時間を食いつぶさないように、仕組みで有益なところだけ取り出せるようにと思い、この記事を書きました。
そんなこんなで書いているうちに、本題から逸れた内容の、最終的には付録として収めることにした「電話アプリがドックに不要な理由」の執筆の方が熱くなってしまいました(笑)
この「あとがき」に来る前に付録を読んでくださった方、本当にありがとうございます。
感想などコメントにもらえるととても嬉しいです。
まだ読んでいない方も、この記事の本題からこそ逸れている内容ではあるものの、とても大切なことを書いてますので、このまま最後まで読み進めていってもらえたらなと思います。
この記事がほんの少しでも、貴方の一助になれたなら幸いです。
この下に関連リンクをまとめておきましたのでお役立てください。
そして、なんでもよいのでコメント残していっていただけたらとてもうれしいです。
ありがとうございました。
関連リンク
【付録】電話アプリがドックに不要な理由
この記事の付録として、僕のスマホのドックに電話アプリが不要な理由について説明しておこうと思います。
電話アプリをドックから外すなんて、スマホを業務などで「いろいろできる電話」として、通話メインで使っている人からしたら狂気の沙汰かもしれませんよね(笑)
例えていうなら「蕎麦屋のメニューに蕎麦がない」ような感じでしょうか。
ですからそういう方の場合はドックに電話アプリを配置しておくのもアリかもしれません。。。
ただ僕にとってのスマホというものは「電話もできる手帳・事典」であり、主用途は以下のような感じなのです。
- 学習・情報収集
- マネジメント(スケジュール、財務、健康)
- 副業
- 決済
ですから?通話に関しては受信すらほとんどありませんし、発信にいたっては前回がいつだったか思い出すことができないくらい全くしてません(笑)
そんな僕ですので、ドックに電話アプリがなくても全く問題ないのです。
こういう「スマホで通話しない人」って珍しいんですかね?
若者を中心に案外多いのではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?
あ、僕はおじさんですけどね(笑)
その通話、本当に必要ですか?
ここまでの内容で僕、かっきさんにとっては電話アプリはドックに置くほど大切なものではないということは、わかっていただけたかと思います。
ではここからはそうではない人たち、つまりスマホで頻繁に電話アプリを使って通話する人たちに向けて、考察を深めてみたいと思います。
先ほどは「スマホを通話メインで使っているならドックに電話アプリもアリかも…」と書いたのですが、実はこの部分はその「通話メインのスタイル」そのものに改善の余地があるのではないかと僕は思っています。
前提として、状況的に通話が最も適したコミュニケーション手段の場合もあるということは最初に抑えておきます。
それは例えばトラブルなどの緊急事態が起きていて、どうしても今すぐ離れている場所にいる人にそのことを伝えて、対処法などの返事をもらう必要があるような場合です。
あるいは、要件が複雑でパターンによって着地点がたくさんに分岐するような案件について、やり取りしながら素早く煮詰めていきたい時も通話の方が向いていると思います。
この前提条件で挙げた2つの例はいずれも「急いでいる」というのが共通しています。
つまり今現在その人が抱えていることが「緊急かつ重要」であるため、その人にとっての優先度がMAXになっている状態です。
ここで考えて欲しいのが、この「緊急かつ重要」な状態がどうしようもなく唐突に、自分では全くもって制御不能な状況で起きたことなのか?ということです。
どういうことか例を使って説明します。
<例>菅野リーダーと平尾君の、ある日の出来事
菅野リーダーは前々から職場のある課題を解決したいと思っており、それをその課題解決に適任な平尾君と一緒に対処したかったとします。
ある日の午後、菅野リーダーに時間的ゆとりができました。
そこで菅野リーダーは前述の課題解決に取り掛かろうと思い、平尾君を電話で呼び出しました。
平尾君はその時、かねてより計画していたタスクをこなしている最中でしたが、菅野リーダーの呼び出しに応じて自分のタスクを中断し、菅野リーダーのもとに駆け付け、課題解決にあたりました。
<考察1>もし「重要だが緊急ではない」間に対処できていたら?
さて、この事例を読んでみて何か感じるところはあるでしょうか?
一見「会社内でのよくある出来事」のようにも見えますが、本当にそうでしょうか?
この場面での電話の使い方は適切でしょうか?
一連の流れで起こったことはどこにも問題がないでしょうか?
このケースで菅野リーダーがやりたいと思っている職場の課題解決は、空いた時間で対処しようとしているところから「重要だが緊急ではない」タスクなのだろうと考えられます。
そう、これは元々は緊急ではない、つまり突然電話で呼び出して取り掛かるような類のタスクではないということです。
もし菅野リーダーが「重要だが緊急ではない」時点で平尾君と話し合い、解決したい課題についての情報共有をし、一緒に対処を行う日程を両者の合意のもと、あらかじめ決めていたとしたらどうだったでしょう?
菅野リーダーと平尾君はスケジュール通りに合流するでしょうから、菅野リーダーは電話を使う必要がなくなりましたね。
もっと言うと、菅野リーダーと平尾君は事前に情報共有しているので、平尾君が合流前に空き時間である程度段取りを済ませてしまう、もしくは合流するまでもなく解決まで、できてしまうかもしれません。
もしこうなっていたならば、菅野リーダーは電話で呼び出した平尾君の到着を、今か今かとイライラしながら待つこともなくなるばかりか、いざその時が来たら段取りがほとんどあるいは全部終わっているので、菅野リーダーはその浮いた時間を他の大切なタスクに有効活用できるようになります。
平尾君は平尾君で菅野リーダーと事前に情報共有できていたら、合意した合流日の前のスケジュールを自発的に組むことができますし、いざ合流する時も段取りを済ませた上でモチベーション高くコトに臨むことができます。
そして先にも書いたように、事前に何をするのか知っていれば、もしかしたら平尾君は「これだったら全部自分一人でできる」と判断してノリノリで合流前に終わらせてしまうかもしれません。
更にさらに、段取りや解決までのプロセスを計画的に進められるため、その他の時間に平尾君が自分でやろうとしていたことをしていても、上司からの割り込みが発生せず、集中力が高い状態で効率よくこなせるようになります。
<考察2>緊急事態となってから電話で対処した場合の不都合
これが電話で呼び出された場合はどうだったでしょう?
平尾君にとってはそれが「重要か重要ではないかわからないが緊急事態」ということになるので、今集中して自主的にやっていたタスクを渋々ながら中断して菅野リーダーのもとに駆け付けることになります。
そう、ここで特に強調して言いたいのは、いかなる理由があろうとも電話は割り込み行為であり、相手の「今」を奪う行動であるということです。
通話がコミュニケーション手段として当たり前になっている方は、このことをよく理解した上で電話を使いこなしていただきたいと思います。
さてバタバタと菅野リーダーのもとに着いた平尾君が「一体何事だろう?」とソワソワしながら菅野リーダーから話を聴いてみると、案外「なんだ、そんなことならいつでもすぐできたのに」ということだったりするわけです。
同じ依頼内容でも急に割り込まれたことで、平尾君がネガティブな感情を引き起こしやすくなっているのがおわかりいただけるでしょうか?
悪くすると「そんなの近くにいる他の人にも頼めたじゃないかっ」と全くモチベーションが上がらないままやらされ感満載でコトにあたってしまうようなことにもなりかねません。
そしてモヤモヤしながらも頼まれ事を片付けて、 さあ元のタスクに戻ろうとするわけですが、まずは「どこまでやってたっけ?」場合によっては「何やってたんだっけ?」と、状況を思い出すところから始まり、そこから再び集中力を高め直して…
となるわけですが…
この効率の悪さ、感じていただけるでしょうか?
実際のところ、みなさんにもこのような経験、心当たりがあるのではないでしょうか?
そして効率が悪いだけならまだしも、元々やらずもがななことを良かれと思ってやっていた場合は「やーめた やめた」と、打ち切ってしまう可能性だってあります。
このように電話に頼って無計画で行き当たりばったりなやり方をしていると、自分だけでなくその事態に携わる当事者すべての貴重な時間が無為に浪費されてしまうのです。
<まとめ>「重要だが緊急ではない」うちに手を打てば電話はいらない
だからと言って緊急事態を放置するわけにもいきませんよね。
ですからそうなる前に、すなわち「重要だが緊急ではない」うちに優先して対処することで緊急なタスクの量を減らすことが肝心なのです。
先に示した例でもそうでしたよね。
事前に情報共有しておくことで通話で割り込まなくてよくなったばかりでなく、懸案は早々に解決し、他のタスクにも好影響が生まれました。
もちろん前提として書いた通り、全てのタスクがこんな風に緊急事態を回避できるわけではありません。
外的要因によって不測の事態に見舞われることだってあるでしょう。
しかし、常に「重要だが緊急ではない」ことに目を光らせ心を砕き、優先して対処し続けることで、そういった緊急タスクの数を0にはできなくても減らすことはできます。
そうなれば自ずと電話をかけなければならない場面は減りますし、そうなってくると「電話アプリはドックに置いておかなければならないほど大切か?」という風に考えられるようになるかもしれません。
「7つの習慣」を学んでください
ここまで例え話を考察しながら「重要だが緊急ではないことを優先するのが大事」ということを書いてきました。
読んでいただいて「そうか、じゃあやってみよう!」と思っていただけているなら幸いです。
ですがこれ、いざ実践しようとしても、ちょっと概念をかじったくらいではそうそう簡単にはうまくいきません。
こうやって紹介している僕自身がしっかりできているか、怪しいもんです(汗)
この「重要だが緊急ではないことを優先するのが大事」という考え方は「7つの習慣」という書籍の中で紹介されている時間管理術の一部です。
ですから実践してみようと思われた方は是非、書籍かセミナーで「7つの習慣」について学ばれることを強くお勧めします。
僕自身「7つの習慣」を最初はセミナーで学び、今は書籍を毎朝少しずつ読み返し続けて、この教えを僕の中心に据えようとしているところです。
完璧に実践するのはとても難しいですが、学んでみて取り入れられそうなところから試してみて、少しでも豊かな人生につなげていただけたらなと思います。