こちらは連載記事「ミニマリズムとは?」の第6回となっております。
以前の記事をまだご覧になられていない方はこちらからどうぞ。
あらためましてこんにちは、かっきさんです。
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記事の全体像
- 結論:ミニマリズムは「一点突破の引き算思想」
- 定義:ミニマリズムは「最小限主義」
- 起源・変遷:ミニマリズムは「アート」から始まった
- 特徴①:ミニマリズムは「色調」にもこだわる
- 特徴②:「シンプル」との違いから見るミニマリズムの本質
- ミニマリズムのキーワード5選
- ミニマリズムのメリット①「ゆとりができる」 ←今回はココの中
- ミニマリズムのメリット②「身軽になる」
- ミニマリズムのメリット③「集中力が高まる」
- ミニマリズムのメリット④「夢が叶いやすくなる」
- ミニマリズムのメリット⑤「スタイリッシュになる」
- ミニマリズムのデメリット3選
- 再考:ミニマリズムは「一点突破の引き算思想」
- まとめ:ミニマリズムとは?
この記事の内容
僕、かっきさんが考えるミニマリズムのメリット5つのうち、1つ目のメリット「ゆとりができる」についての考察の第4回です。
今回から「時間のゆとり」について「習慣の側面」から考察していきます。
僕がミニマリズム最大のメリットであると思っている「時間にゆとりができる」について、
- 何故そう思うのか?
- どうすればそうなるのか?
ということを考察していきますので、是非最後まで読んでいただいてご自身の時間のゆとりを生み出すヒントを見つけていただけたらなと思います。
ざっくり読みたい方はこの記事のまとめからどうぞ。
それでは本題に入っていきましょう。
時間のゆとり③「習慣の側面」
ミニマリズムで絞り込む対象として前回までの記事で「モノ」「人間関係」と取り上げてきました。
今回から「習慣」を絞り込みの対象として、次のような観点で考察してみたいと思います。
- どんな習慣が絞り込むことができるのか?
- どんな効果があって時間にゆとりができるのか?
- どうやったらその習慣を手放せるのか?
そう、ミニマリズム/ミニマリストというと「モノを減らす」「持ち物が少ない」というイメージが強い方も多いとは思います。
ですがそれはミニマリズムの持つ側面の大部分ではあるものの一部の特徴であって、全てではありません。
前回の記事でも取り上げたように、ミニマリズムをライフスタイルに取り入れる時は「人間関係」も絞り込みの対象になります。
そして今回のように「習慣」すなわち日常の行動パターンをも「どうにか最小化できないか?」と絞り込んでいく対象になります。
というわけでまずは
「どんな習慣が絞り込むことができるのか?」
ですが、次の5つについて取り上げていこうと思います。
- だらだらとテレビを観る
- なんとなくSNS、エンタメ動画
- ついついゲームをしてしまう
- とりあえず晩酌
- 睡眠時間
どうでしょう?
どれかご自身に当てはまりそうなものはありますでしょうか?
元々の僕は①②③…全部ですね(笑)
ここからそれぞれについて触れていく中で「どんな効果があって時間にゆとりができるのか?」「どうやったらその習慣を手放せるのか?」についても考察していくことにします。
では初めに今回の記事では「だらだらとテレビを観る」について見ていきます。
だらだらとテレビを観る
つくづく思うのです。
テレビの魔力の凄まじさを。
まだ僕が一人暮らしをしていて、ミニマリズムに目覚める前は当然のようにテレビも部屋にありました。
そして僕が部屋にいる時はテレビがONになっているのが当たり前、なんなら寝てる間も勝手に流れっぱなし、なんてこともしょっちゅうで(汗)
外出から戻ると、いの一番にテレビのリモコンを手に取ってスイッチON!というのが日常でした。
とにかくテレビを観てようが観ていまいが、なにかをやっていようがいなかろうが、とりあえずテレビは何かの番組を流している。
そんな生活を何の疑問も抱かずに毎日繰り返していました。
今、当時のことを振り返ると、このライフスタイルによってなんと多くの時間を浪費していたのだろうとしみじみ思います。
なにしろ勉強中も考えをまとめている時もずっとテレビを流しているのですから、集中度はきっと低かったでしょうし、結果、やってることが終わるまでの時間も長くなっていたと思います。
得られる成果の質も下がっていたことでしょう。
特に難しいことに挑戦していたりすると、煮詰まった時に気分転換のつもりでテレビにフォーカスを移したが最後、そっちの方が面白くなって元に戻れなくなったり(笑)
この、テレビの持つ魔力?とでも言えばいいんでしょうか、本当はそれほど関心のないはずのことでも、いつの間にか興味を惹きつけて画面から視線を外させなくする力の強さというのは、気づいてしまうと恐ろしささえ感じてしまいます。
この魔力の源泉は、有能なテレビマンの方々が多くの人々に番組を観てもらおうと心理学や人間行動学を駆使し、考え抜いて作り上げた努力の賜物なんだろうと僕は思います。
そしてこの魔力、このように認識していてもなお、その罠?に陥ってしまいがちだったりします。
…少なくとも僕は(涙)
例えば夕食のあと、就寝までのちょっとした休憩時間に「なんでもいいから」とテレビを観始めたとします。
本当は30分ほどくつろいだら床に就いていいはずなのに、観てる番組が気になってしまって結局1時間全部観ちゃった、なんてことがいとも簡単に起きてしまいます。
あとから振り返ることもできないほどのどうでもいい内容であるにも関わらず、です。
どうですか?
思い当たること、ありませんか?
もちろん、有益なテレビ番組も数多くあります。
僕も教養系の番組などは今も楽しく学びながら観ています。
特に歴史の番組などは学びが多くて大好きで「英雄たちの選択」という、歴史の「もし」を考察する番組は毎週録画して、ゆとり時間にじっくり視聴するほどです。
その一方で先にも記したように、 ちょっとしたくつろぎ時間になんとなく流れているテレビ番組というのは本来「なんでもいい」「どうでもいい」内容であることがほとんどです。
本来的に、新垣結衣さんと星野源さんが結婚しようがしなかろうが、どうだっていいんです(笑)
そう、興味関心のないテレビ番組を受動的になんとなく観続けてしまうのが問題なのです。
僕自身、こういった「なんとなく」テレビを観る習慣をやめてみて、今までなんと多くの時間を失っていたのだろうということを実感しています。
それまで「時間がない」と言い訳してやってこなかったブログ執筆や簿記の勉強、SNS発信といったことが、元々テレビを観ていた時間でできるようになったのです。
最善策は「テレビを手放す」
さて、ではどうすれば、だらだらとテレビを観ずにすむようにできるのでしょうか?
この魔力から逃れるために、多くのミニマリストの方々がやっているのが「テレビを手放してしまう」という方法です(汗)
僕はMinimalist TakeruさんのYouTube動画を通じていろんなミニマリストさんの考えに触れてきましたが、異口同音に皆が、いの一番に「テレビを手放してよかった」と言っています。
確かに、持ってなければ観ようがないですものね(笑)
「テレビがないと新しい情報がわからなくなるじゃないかっ」
と思う方もいるかもしれません。
でも今の時代ならニュースサイトやニュースアプリもいろいろありますし、YouTubeのような動画サイトもあります。
これらの情報源はいずれも受け身では観ることができません。
「できない」は言い過ぎなところがあるかもしれませんが少なくともテレビよりは主体的に自分の意志で情報を得ようとしない限り、観ることがないものだと思います。
「でもたまにはエンタメやバラエティで息抜きしたいよっ」
と思う方もいると思います。
僕も「博士ちゃん」は好きで観てるんです(笑)
ただそういった娯楽系の映像もいろんなサブスクサービスで視聴可能ですし、お金をかけなくてもYouTubeだってかなり面白い動画がたくさんあります。
だらだらとテレビを観ないための方法4つ
ですがみなさん、テレビを手放し難いという気持ちも、よくわかります。
生まれた時からあって当たり前、いつでも観れて当たり前な生活をしてきたのですからね。
テレビに限らず、当たり前から脱却しようとする行動には抵抗感や苦痛が伴うものです。
というわけでここから少し、試してみたい、テレビを手放してみたいという気持ちがありながら、なかなか最後の踏ん切りがつかない場合にできそうな方法・対策について考えてみたいと思います。
次の4つの方法を挙げてみました。
- テレビを収納する
- テレビからアンテナ線と電源を抜く
- テレビのリモコンを収納する
- テレビを裏向きに設置する
それぞれ見ていきましょう。
テレビを収納する
テレビを実際に手放す前に一旦試しに「なかったことにする」方法としていちばん有効なのは、やっぱり収納の空きスペースに収めてしまうことだと思います。
これができるんだったらいろいろ考える必要はないわけですが…
がしかし、テレビを収納できてしまうほどの空きスペースって…
ミニマリストでも確保が難しいかもですね(汗)
テレビからアンテナ線と電源を抜く
ではテレビを一時保管しておく収納スペースがなくてもテレビを「ないことにする」方法として「一旦アンテナ線と電源を抜いた状態で生活してみる」というのはどうでしょうか?
たったこれだけでもテレビを観るためのハードルが俄然上がるので「なんとなく」は観なくなると思います。
テレビのリモコンを収納する
合わせてリモコンも、どこか見えないところに収納してしまいましょうか(@_@)
ここまでやったら常設してないゲーム機をセッティングしてゲームを始めるくらい面倒くさいですよね(笑)
逆に言うとゲームをやりたいくらい熱い思いがないとテレビを観ようとはしなくなる、ということになりますよね。
テレビを裏向きに設置する
テレビを裏向きに設置してしまう、というのも面白いかもしれません。
ちょっとカッコ悪いかな?
すみません、今、思いつきで書いてます(汗)
逆に悪目立ちして存在感が増してしまいますかね?
でも裏向きに設置したテレビを観れるようにしようと思ったら、相当面倒くさいですよね。
少なくとも「音がなくて寂しいから」という理由でテレビを付けようとは思わなくなるはずです(笑)
僕が試せるといいのですけれども、僕自身のテレビがないものですから、すみません、試せないです<m(__)m>
だらだらとテレビを観ないための方法・番外編「テレビのある部屋にいない」
さて、いくつかテレビを「ないことにする」アイデアを出してみましたが、かくいう僕、かっきさんのテレビ事情はどうなのかというと、、、
リビングに家族共用のテレビがある
という状態です。
家族3人暮らしで、ミニマリズムをライフスタイルに取り入れているのは僕だけですので、家からテレビを排除するのも「ないことにする」のもかなり困難な状況です。
この「テレビはあるけど観ないようにする」というのは「テレビがないから観ない」よりもはるかに難しいと実感しています。
目の前の大好物を「食べちゃダメっ!」って言われてる感覚が近いですかね(笑)
そんな僕が、だらだらとテレビを観ないようにするためにしている対策は、、、
なるべくテレビのあるリビングにはいない
です。
やっぱりなんだかんだ言って「ないモノは使いようがない」というのが真理のような気がしています。
ちょうど?僕の部屋にはテレビがないので、
- ブログ執筆
- 読書
- 調べごと・勉強
- 計画・考えのまとめ
といったことは僕の部屋でやるようになりました。
今挙げた、上記のようなことも以前はリビングでテレビを観ながらやってました。
それで捗るわけがないですよね(汗)
これらのことはいずれも、静かな場所で集中してやった方が良い、クリエイティブなことばかりです。
であるにもかかわらず、昔の僕はダラダラとどっちつかずなやり方で…
しかもお酒を飲みながら(゜o゜)
つまり僕の場合はダラダラとテレビを観るのをやめようとした結果、時間にゆとりができるようになったというよりは、クリエイティブな作業が今までよりも捗るようになった、という感じです。
まあこれはこれで、元々時間にゆとりができたらやりたいと思っていたことがたっぷりできるようになったので、僕としては満足です♪
もはやテレビは不要の時代?
こうして書いていくうちに、メディアの在り方だけ見てみても随分と時代は変わったのだなあと感じました。
おうちでの鑑賞用の娯楽や情報の入手手段の主力がテレビではなくなったのだなあ、と。
もう既にそういう時代なんですね。
みなさんもテレビを手放して新しい時代への一歩、踏み出してみませんか?
この記事のまとめ:ミニマリズムとは?⑥~メリット「テレビをやめて時間にゆとり」~
この記事のまとめです。
- ミニマリズムは「習慣」も絞り込みの対象
- 時間にゆとりを生み出すために見直したい習慣6選
- だらだらとテレビを観る
- なんとなくSNS、エンタメ動画
- ついついゲームをしてしまう
- とりあえず晩酌
- 睡眠時間
- 食事回数
- だらだらとテレビを観る
- テレビには自分に関心のない放送内容でも受け身で釘付けにさせる魔力がある
- テレビを観ないようにする方法
- テレビを手放す = 最善策
- テレビを空きスペースに収納する
- アンテナ線と電源を抜く
- リモコンを見えないところに収納する
- テレビを裏向きに設置する
- なるべくテレビのある部屋にいない
- テレビを観ながらの作業は集中できずに時間をロスする
以上、この記事のまとめでした。
次の記事:ミニマリズムとは?⑦~ミニマリズムのメリット「SNS・動画をやめて時間にゆとり」~
次の記事は今回の続きです。
ミニマリズムを生活に取り入れるメリット「時間にゆとりができる」について、習慣の側面から考察する記事の2回目で「なんとなくSNS、エンタメ動画」を見てしまう習慣について考察していきます。
どうすればSNSやエンタメ動画を「何の気なしに観てしまう」習慣を断ち切ることができるのか?ということを具体的に書きましたので、是非読んでいただいて、ご自身の時間のゆとりを生み出すヒントを見つけていただけたらなと思います。
あとがき
いかがだったでしょうか?
この記事の執筆をきっかけに僕は「ミニマリズムと習慣」ということについて深く考えるようになりました。
そうして執筆しながら、出てきた疑問は調べ直し、新たに覚えたことを自分の習慣に取り入れ、そうして得た実体験を記事に反映し…
ということを繰り返していたら、下書きの総文字数が6万文字を超えてしまいました(゜o゜)
「これはさすがに長すぎるだろう」と思い、今回の記事では冒頭部分とテレビ視聴の習慣の考察のみを掲載させていただきました。
本文中にも書いていますが「だらだらとテレビを観てしまう」習慣を手放すための具体的な方法として挙げているものは、記事を執筆しながら思いついたものをそのまま書いたやり方です。
自分自身で試せていないので申し訳ないと思いつつ、それでも読んでくれた方が時間のゆとりを生み出す何かのヒントになれば嬉しいなあと思って書きました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ほんの少しでも、貴方の一助になれたなら幸いです。
この下に関連リンクをまとめておきましたのでお役立てください。
そして、なんでもよいのでコメント残していっていただけたらとてもうれしいです。
ありがとうございました。